昨日の朝、TVを見ていたら、『生きてやろうじゃないの!』の著者 武澤順子さんのドキュメンタリーが流れていました。
仕事に行く準備の手を止め、思わず見入ってしまいました。
78歳で震災に遭い、私には想像もつかない震災後の苦労とやり場のない気持ち抱きながら生きるお母様をディレクターでもある息子さんがありのままカメラに収めていました。
その中でお母様が書いた震災日記にはとっても感涙し、震災3か月前に亡くされたご主人の事を愛おしく話される順子さんには、たおやかな強さすら感じました。
既に6年という月日を経て、「生きてやろうじゃないの!」と覚悟を口から出せるまでになった順子さんや他の被災者の皆様には、私を含む今を生きる人達に勇気を与えています。
思わず、手に持っていた口紅をギュッと握りしめていました。
その日仕事にいき、施術をさせていただいたお客様にご自身の抱えてしまった病気の話しを打ち明けられました。
お客様のご苦労だったこと、その後にあった大変な事、そして頑張って頑張って大変な勉強と課題をやり遂げ、ようやくの形にしようと思った矢先の病気でした。
私も何年も関わらさせていただいておりましたので、その時々で喜んだり話しを伺ったりとしていたのに…
お客様は笑いながら一言、
「なんでこのタイミングなんだろうねぇ…」
と屈託のなく話してくれました。
最後に「でも、大丈夫よ。治るから。」
強いです。
本当に強いです。
私が出来るのは、只々病気が治ることを祈る事しか出来ず、そればかりか私の方が勇気をもらってばかりです。
3月11日 震災から6年
私自身 皆さんにたくさんの勇気をもらいました。
色々と考えさせられる今日一日でした。